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1:まみ
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2018/02/17 (Sat) 15:52:10
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なんだか、ここの主みたくなっちゃいますが…またまた、独断と偏見と深読みの考察を書いてみたいと思います(滝汗)
少しでも楽しんで下されば、嬉しいです。(ぺこり)
今回は「銀色絵本 」のタイトルについて考えてみたいと思っています。
私は長年、「銀色絵本 」を読み返す度に、「銀色絵本」というタイトルと、表紙の藤臣くんと千津美の絵が合ってないなぁ…と、ずっと不思議に思っていました。
千津美と藤臣くんが幸せそうに寄り添う、暖かなオレンジ色を基調としたあの表紙の絵とに比べ、ひんやりとしたクールな「銀色 」は正反対の色です。
「絵本」が「中学時代の藤臣くんの思い出 」とすると、何故それは「銀色 」なのでしょうか?
まず、「パステル気分 」の在坂さんの名(?)セリフを思い出してみましょう。
藤臣くんは絵に例えると「水墨画 」だという言葉です。
これは色んな意味で見事に的を得てる表現だと思います。
墨だけで描かれた質実剛健な落ち着いた画風。芸術性が非常に高く、美術館でガラス越しにしか見られないような価値の高い美しい絵をイメージすると、確かに藤臣くんにピッタリです。
ただ、「水墨画」にはあるものが全く存在しません。
そう「色 」ですね。
いくら「名画」であっても、ずっとあのモノクロの世界ばかり見続けていたら、私なら、すぐに息苦しさや味気無さを感じて、気が滅入ってしまうかも…と思います。(人の好みは其々ですが…)
そしてこの点も、藤臣くんに見事に当てはまると思いませんか?
例えば、菜々子は最初の頃は藤臣くんのカッコ良さや強さにキャーキャー言ってますが、藤臣くんのバカがつくような生真面目さを知るうちに、最初は心惹かれた藤臣くんの格好良さが、やがて息苦しくてつまらないものに感じるようになっていきます。
一枚の名画のように人目を引かずにはいられない男性でありながら、千津美が側にいない藤臣くんは、何か大事なものが欠けている物足りなさが常に付き纏います。
そして「銀色絵本 」に話を戻しましょう。
「銀色」という言葉には美しい響きがありますが、見ようによっては「グレー 」「灰色」という色も連想させます。
皆様は「グレー 」という色にどんなイメージをお持ちですか?
「ゲゲゲの鬼太郎 」のねずみ男を思い出すでしょうか(殴)
ただ私はグレーという色に「幸せ」という言葉を連想する人はまずいない
…そう思っています。
中学時代、千津美と出会う前の、周囲から恐れられ友達ができなかった藤臣くんは、世界が白黒に見えていた「幸せではない少年」だった、でも当時の藤臣くんは「自分はこんな人間だからしょうがない」と、自分を受け入れていて、幸せでないとは感じる事はなかったように見えます。表面的には…
独りで淋しい と感じながら生きていくのも辛いですが、藤臣くんのように、本当は淋しかったのに自覚が無く生きてきた…というのもまた違った切なさ感じさせます。
そんな藤臣くんでしたが、千津美と出会い、付き合うようになって、それまで見えていたモノクロの世界が一気に暖かなパステル色の暖かな色がついて見えるようになった。
そして千津美という「幸せ」を手に入れしまった藤臣くんは、二度とモノクロの世界に戻れなくなってしまったのです。
章さんの「おれは おまえの弱点に あらためて気がついた 」という意味深なセリフ…
これは私なりの解釈ですが、章さんは「お前はちぃちゃんが存在しなかった時の自分を思い出すのが怖い、そしてあの頃の淋しい自分をちぃちゃんに知られたくない事がわかった 」と、遠回しに言ったのではないでしょうか…?
銀色絵本」のタイトルは藤臣くんの千津美の存在しなかった淋しい「過去」を、表紙の絵の暖かで柔らかなオレンジ色は千津美といつも一緒にいられる幸せな「今」を象徴している…
「あの頃、あいつ(千津美)なしでどうして生きてこれたのだろう?あの頃は気付かずにいたけれど、あいつ(千津美)と出会う前の自分は本当に淋しい人間だった 」
藤臣くんは、同窓会をキッカケに過去を久しぶりに振り返り、そんな事を考えていたような気がしてならないのです。
朝子の「続きは彼女が描いていってくれるでしょう 」というセリフ、「書く」ではなく「描く 」とあるというのが深いな…と思います。
淋しい「銀色」だった藤臣くんに美しい「色」をつけられるのは千津美だけだった、と、朝子のそんな悟りが滲みでた言葉ではないでしょうか?
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2:くろ
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2018/02/18 (Sun) 10:14:00
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まみ様…素敵な考察をありがとうございました。
くろは心が和んでいきました。
千津美と出会う前の藤臣くん
千津美と出会った後の藤臣くん
それは彼の生涯でも大きな違いを産み出したんでしょうね。
「銀色絵本」のタイトルは、くろもずーっと不思議に思っていました。
ふふっ…ゲゲゲの鬼太郎のねずみ男ですか…(笑)
グレーの淋しさ…
藤臣くんもどう捉えていたんでしょうね。
千津美という「幸せ」を手に入れた藤臣くんはもう迷うことはないですね。
二人の幸せを願って…
これからも妄想たくましくいきましょうね♪
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3:くろ
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2018/02/20 (Tue) 12:08:08
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https://bbs8.fc2.com//bbs/img/_821400/821328/full/821328_1519096088.jpg
さて、まみ様
あのひかわ先生のお宝コレクターのmママさまから以前頂いた表紙絵を、アップしますね。
愛して止まない「銀色絵本」の表紙絵なんですけれど、連載当時の雑誌掲載とあって、コピーが書かれています。
「現在(いま)、藤臣くんはいつもそばにいてくれる……でも、過去は…そして将来は…」
くろはこれを読んで、いろいろともやもやして…
考察とか書きたかったのだけど、結局書けなくって…
そのうち書くか
お話の中で反映して行けたら…と思ってるんですんよ。
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4:まみ
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2018/02/20 (Tue) 15:44:43
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くろ様、mママ様、貴重なコレクションを見せて下さってありがとうございます♪
何だか切ないコピーですね…
でも私なりの答えは出ているかな…。
朝子は、自分が藤臣くんの世界を変えられると勘違いしてたけど、結局は藤臣くんの淋しいモノクロの世界の一部分に過ぎなかった…千津美に出会ってやっと認める事が出来たと思っています。
朝子は自力では気づけず、藤臣くんは口下手ゆえにそれを伝えられなかったかな…と。
将来は…千津美と藤臣くんはいつまでも一緒にいると信じてますよ♪
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5:まみ
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2018/02/20 (Tue) 15:56:47
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言い忘れてた(汗)
くろ様の考察とお話、是非読んでみたいです、楽しみにしてます♪
(催促じゃありませんよ)
私は最近、もし、千津美と藤臣くんが中学時代に出逢っていたら…という妄想を楽しんでおります(^^)
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6:mママ
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2018/02/20 (Tue) 22:11:55
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まみさま~。「銀色絵本」のタイトルと絵があっていない…。そうか~。確かにあっていない感じがしますね。(言われるまで疑問に思わなかったmママ)オレンジを基調にしたイラスト。その題名が「銀色」正反対の色です。それは、銀色が藤臣君が千津美に会うまでの孤独な寂しい過去。そして千津美という最大の理解者そして愛する人を得た今をオレンジ色のイラストに表してみた…。すごいです。このお話にそんな想いが込められていたとは。まみさま~。こんなすごい考察ありがとうございました。
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7:まみ
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2018/02/21 (Wed) 10:23:37
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mママ様♪
お身体の具合は如何でしょうか?
私的には、藤臣くんとイザーク…あんまり似てると思ったことないんですけど、「ずっと独りでいるのが当然だと思って生きてきたけど、最愛の存在(千津美とノリコ)に出会って、二度と独りでは生きられなくなった」という点は大きな共通点かな…と思えるんです。
いや…こんな事ばかり考えてるただの変態です…(ペコペコ)
くろ様、mママ様、
こんな私を見捨てないで、いつも暖かいコメント下さって、とても励みになります…
ありがとうございます…